アルフレッド・アドラー 著 | 長谷川 早苗 | 興陽館 | 329p | 1,700円(税別)

1.自分と世界をどうとらえればいいのか
2.人生を読みとる心理学の道具や手法
3.人生の3つの課題に出会ったとき
4.肉体と精神はいかに影響しあうのか
5.体形、行動、性格
6.劣等コンプレックス
7.優越コンプレックス
8.育てにくい子どもたち
9.甘やかされたひとの架空の世界
10.そもそも神経症とはなにか
11.性的倒錯者たち
12.いったい「自我」とはなにか
13.母親と父親が子どもの成長に与える影響
14.白昼夢と睡眠時の夢
15.「生きる意味」とはなにか


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

社会、政治、経済、どれをとっても世界が進む方向が見えづらい現代。社会全体でも、各個人にも、さまざまな問題が生じている。ふと立ち止まり、自分は何のために生きているのか、不安に襲われる人もいるのではないか。心理学の大家アドラーが85年前に著した名著が、その答えに至るヒントをくれる。本書は、フロイト、ユングと並び、心理学・精神医学に偉大な足跡を残したアルフレッド・アドラー(1870-1937)が、その円熟期ともいえる1933年に発表した古典的名著。個人心理学(アドラー心理学)を確立したアドラーが、幼児の生育過程で形成される「ライフスタイル」、理想の「共生」を目指す「共同体感覚」といった概念を用いながら、常に「完全」を目標に進化を続ける人間が「生きる意味」、完全とのギャップから必然的に生じる「劣等感」の正体、精神疾患の要因などを、広大な視野をもって論じている。

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