東浦 亮典 著 | ワニブックス(ワニブックスPLUS新書) | 223p | 880円(税別)

1.東急の成り立ち
2.多摩田園都市の開発
3.東急の成長と停滞
4.東急沿線が人気であり続ける理由
5.東急沿線で人気の街
6.私鉄はどう稼ぐか
7.新しいまちづくりの形
8.私鉄3.0―東急の今後と私鉄の未来


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

首都圏や京阪神などの都市郊外の多くの住民にとって「私鉄」の持つ意味は大きいのではないか。東急、西武、阪急、近鉄といった私鉄グループは、鉄道だけでなく沿線住民の生活に密着したさまざまなサービスを提供している。そのビジネスモデルは今後いかに変化し、私たちの生活を変えていくのだろうか。本書では、首都圏の私鉄の中でも高い沿線人気を誇る東急電鉄の戦略の歴史をたどり、その高いブランドイメージがどのように醸成されたのか、そして今後の構想と展望を語っている。著者によれば、私鉄のビジネスモデルは、阪急電鉄の創始者である小林一三氏が作ったとされる「私鉄1.0」から、東急が現在取り組む「2.0」へ、そしてITを活用した「3.0」へと進化するのだという。著者は東京急行電鉄(東急電鉄)執行役員・都市創造本部運営事業部長。これまで主に新規事業開発などを担当してきた。

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