洪 華/董 軍 著 | 配島 亜希子 | 中信出版日本 | 327p | 1,800円(税別)

はじめに 中国発、世界最強のIoTプラットフォームはこうして生まれた
1.IoTへのフライングスタート
2.速すぎるシャオミの成長
3.走りながらも問題を解決できる思考法
4.自然に形成されていく未来のテリトリー
5.Mi Ecosystemが良い製品を生み出す理由
6.高密度な「戦い」をしてわかった精確な製品定義
おわりに たくさんの製品と人がMi Ecosystemを成就させた


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

中国のIT企業の勢いは、いまだ衰えを知らないようだ。とくに要注目なのが「シャオミ(小米科技)」。当初はスマホメーカーとして急成長を遂げた同社だが、近年は他に先駆けたIoT市場への進出を踏まえ、多数のベンチャーを巻き込み独自の「シャオミ・エコシステム(Mi Ecosystem)」を構築している。本書では、一般的な企業グループとも、サプライチェーンとも異なる、他に類を見ない企業間の繋がりであるMi Ecosystemを中心に、シャオミの経営戦略の本質に迫っている。Mi Ecosystemは、シャオミが投資し、自社のリソースやブランドを活用した支援をする多数の有望なベンチャー企業をパートナー企業とする巨大なプラットフォームである。著者の洪華氏は、清華大学博士で、長く起業研究に力を注ぐ。シャオミ・エコシステム谷倉学院院長などを務める。董軍氏はライターで『中国経営報』主筆。

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