松井 義治 著 | CCCメディアハウス | 240p | 1,600円(税別)

1.人事とは強い会社を創るシステムでなければならない
2.採用とは未来のリーダーを獲得するシステム
3.新人がぐんぐん伸びる人事システム
4.社員が自発的に動き始める人事システム
5.人を伸ばす・組織を生かす人事システム
6.人事の力とは社長の力


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「ヒト、モノ、カネ」という企業の経営資源の一つである「ヒト」を扱う「人事」。だが採用、研修、評価、異動・昇進といった人事施策を、会社が持続的に成長するための経営ツールと考える企業リーダーは、意外と少ないのかもしれない。そこでヒントとなるのが、P&Gをはじめとする外資系企業の人事だ。本書では、経営戦略としての人事の考え方、実際の制度やその運用方法などについて、P&G、GEなどの具体的な先進事例を紹介しながら考察。人事は必ずしも人事部が担当する必要はない。トップが経営理念や企業としての「価値観」を明示、浸透させ、それをベースに採用基準や人材育成、人材配置の基準を定める。そうすれば、ライン(各部門)のリーダーによる部下の評価や育成の判断基準がぶれることはない、というのが著者の主張だ。著者は、経営(人材・組織開発)コンサルタント、HPOクリエーション代表取締役。P&G人事統括部教育・採用担当のシニアマネージャーを務め、グローバルリーダーを育てる「P&G大学」設立とプログラム開発に貢献した。

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