原題:Talking to North Korea | Glyn Ford 著 | Pluto Press | 320p
1.イントロダクション:平壌パラドックス
2.鉄のカーテンを下ろす
3.金王朝の北朝鮮
4.飢餓、市場、難民、そして人権:金正日時代
5.金正恩
6.北朝鮮の日常生活
7.核問題
8.外交問題:和解と孤立の間で
9.結論:シンガポール会談後
【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。
最近になって“投資の神様”ジム・ロジャーズ氏が「北朝鮮に投資したい」と発言し話題を集めた。同氏によれば、北朝鮮には南北統一を機に飛躍的に成長するポテンシャルがあるという。また、2度目の米朝首脳会談が不調に終わった今、北朝鮮がどこに向かうのか、多くの人が関心を寄せているに違いない。本書では、欧州議会の議員の一人として、さまざまな専門家とともに50回以上も北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を訪れたことのある著者が、北朝鮮のこれまでの歩みと現状をリポート。それらを踏まえ、金正恩・北朝鮮最高指導者が、この国をどうしようとしているのか、外交や国内政策・戦略を分析しながら、その行方を探る。また、考察の過程で世界中の人々が持ちがちな北朝鮮への誤解や思い込みを指摘し、知られざる国民生活の実情を赤裸々に紹介している。著者は現在、NPO「Track2Asia」ディレクター、英国労働党「全国政策フォーラム」代表を務める。東京大学客員教授として6カ月間日本に滞在したこともある。著書に『北朝鮮 ゆるやかな変革』(第一法規)など。
SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。