石川 善樹 著 | 筑摩書房(ちくま新書) | 288p | 880円(税別)

はじめに 答えを求める「では派」、問いを求める「とは派」
1.「問い」を問う
2.問い続ける達人たち
おわりに 「問い続ける力」を身に付ける


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

優れたイノベーターや研究者、アスリートは、与えられた課題に取り組むだけでなく、自ら「問い」を立てて考え行動する。しかもそれを継続することで成果を上げ、名声を得ているのではないか。つまり「問い続ける力」こそが新たな道を切り拓くのだとすれば、それはいかにして身に付けられるのだろうか。本書では、「問い」とは何かを考察した上で、さまざまな分野の9人の「問い続ける」達人たち(長沼伸一郎氏、出口治明氏、御立尚資氏、寺西重郎氏、岩佐文夫氏、若林恵氏、二村ヒトシ氏、松嶋啓介氏、松王政浩氏)へのインタビューなどをもとに、問い続けて成果を上げるには、どうすればいいかを探っている。キーとなるのは「小さな問い」を立てることだという。著者は予防医学者で、予防医学、行動科学、計算創造学などが専門分野。東京大学卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院を修了。「人がよりよく生きるとは何か」をテーマに、企業や大学と学際的研究を行なっている。なお、本ダイジェストでは、インタビューのパートは割愛し、著者の論説を主に取り上げた。

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