ヘイミッシュ・マッケンジー 著 | 松本 剛史 | ハーパーコリンズ・ジャパン | 384p | 2,000円(税別)


1.モーターを動かせ
2.加速3.2秒の衝撃
3.電気自動車をめぐる戦い
4.炎上
5.ただの取引(ディール)
6.航続距離への不安
7.自動車会社を立ち上げる
8.カリフォルニア・ドリーミング
9.中国の躍動
10.巨人が目を覚ます
11.エレクトリック・アベニュー
12.石油時代の終わり
13.天国か地獄か?
14.ルネッサンス行きのクルマに乗って


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

コネクティビティ・自動運転・シェアリング・電気自動車(EV)の略である「CASE」が自動車産業に革命をもたらそうとしている。その旗手にイーロン・マスク氏率いる「テスラ」を挙げる人は少なくないだろう。2008年に高性能EV「ロードスター」で話題をさらった同社は、何を目指しているのか。本書では、革新的技術で電気自動車の開発をリードするテスラの軌跡、稀代の起業家として知られるイーロン・マスクCEOの狙い、そして、テスラに触発されて続々と登場する中国の自動車スタートアップの揺動といったEV業界全体の動向などを、ていねいに追っている。マスク氏は、テスラ単体での利益を追求するよりも、EV業界の活性化により炭素排出量を減らし、持続可能な世界を実現することを見据えているようだ。著者は“Pando Daily”“The Guardian”などに寄稿するテクノロジーと社会問題専門のジャーナリスト。かつてテスラに所属しており、出版スタートアップSubstackの共同創業者でもある。

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