『SHIBUYA! ハーバード大学院生が10年後の渋谷を考える』
ハーバード大学デザイン大学院/太田佳代子 著 | CCCメディアハウス | 232p | 1,900円(税別)


 プロローグ ハーバードと渋谷
 1.二つの世界が同居する都市(まち)
 2.新しい働き方を触発する都市(まち)
 3.都市空間を立体的に楽しむ
 4.エフェメラが多発する都市(まち)
 5.都市空間を妄想する
 エピローグ 建築的思考のプラットフォーム


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

社会の変化とともに「都市」も変貌を遂げていく。それは行政や企業による開発事業によるものであったり、若者を中心とした自然発生的なストリートカルチャーの変遷だったりする。
その両者が有機的に絡み合い、変化し続ける典型的な都市が、東京の「渋谷」である。果たしてその「10年後」の姿とは?

本書では、米国のハーバード大学デザイン大学院(GSD)の大学院生たちが、近未来の渋谷のデザインを提案している。
ハーバードGSDのプログラムには、外国の都市で1学期を過ごしながら現地の専門家の授業を受ける「スタジオ・アブロード」があり、その一つに「東京セミナー」がある。
本書は、2016年の東京セミナーを受講した、建築、都市やランドスケープのデザインを学ぶ大学院生たちが、初めて渋谷を訪れ、街を観察し尽くした上でのユニークな考察や提案をまとめたものだ。
掲載されているのは、アリス・アームストロング、エミリー・ブレア、フィリップ・プーン、ローラ・フェイス・ブテラ、レアンドロ・コウト・デ・アルメイダの5人(敬称略)の大学院生の考察と提案。それらを紹介、解説する太田佳代子氏は建築キュレーターで、2015年からハーバードGSD東京セミナーの講師を務める。
なお、ダイジェストでは、アリス・アームストロング氏とフィリップ・プーン氏の担当分を取り上げた。

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