『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』
ジェームズ・ブラッドワース 著 | 濱野 大道 訳 | 光文社 | 344p | 1,800円(税別)


 1.アマゾン
 2.訪問介護
 3.コールセンター
 4.ウーバー


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

アマゾンやウーバーといった、私たちの生活の利便性を高める先進的なテクノロジー企業は、実は膨大な数の低賃金労働者に支えられている。アマゾンなら倉庫の作業員、ウーバーであれば実際に客を輸送する契約ドライバーだ。
「人間扱いをされない」とまで言われる彼らの実態は、いかなるものなのだろうか。

本書では、英国人ジャーナリストの著者が、英国の低賃金労働の実態を探るべく、身をもって労働者となり現場に潜入。
アマゾンの倉庫作業員、訪問介護士、コールセンターのテレフォンアポインター、ウーバーの契約ドライバーとして他のワーカーと同条件で働き、現場の労働者や関係者へのインタビューを交えながら赤裸々な体験をリポートしている。
その多くが移民だという低賃金労働者が、職に就いた(就かざるを得なかった)理由や事情、どのようなシステムで働かされ、いかなる不満や憤り、無力感を抱えているかを明らかにする。
著者は、ウェブサイト“Left Foot Forward”の元編集者で、大手紙インディペンデントやガーディアン、ウォール・ストリート・ジャーナル等にコラムを寄稿している。

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