『声優という生き方』
中尾 隆聖 著 | イースト・プレス(イースト新書Q) | 191p | 840円(税別)


1.声優の現場
2.役者としてⅠ
3.声の演技
4.役者としてⅡ


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

市場規模が2兆円超に達し、日本を代表する輸出コンテンツとなったアニメ産業。高品質でエンターテインメント性あふれる日本のアニメ作品で重要な役割を担うのが「声優」だ。
最近では歌手や俳優など幅広い活躍でも人気を博す声優とは、そもそもどんな職業で、いかなる専門性を発揮しているのだろうか。

本書では、所属プロダクション付属の養成所で講師も務める、およそ60年のキャリアを誇るベテラン声優が、声優という仕事の舞台裏や、必要なスキルや心構え、声のプロフェッショナルとしてのあり方などを、自らの職業人生を振り返りながら詳細に語っている。
若年層を中心に近年増加する一方の声優志望者に対し実践的アドバイスを贈る職業ガイドの側面もあるが、同時に「声で演技するとはどういうことか」などを経験的に語る「役者論」にもなっている。
著者は5歳で文化放送のラジオドラマ『フクちゃん』のキヨちゃん役でデビュー。声の出演に『それいけ!アンパンマン』(ばいきんまん役)、『ドラゴンボールZ』(フリーザ役)、NHK『おかあさんといっしょ』の人形劇「にこにこ、ぷん」(ぽろり・カジリアッチIII世役)などがある。

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