『NASA発 “偉大なる”スピンオフの歴史』
原題:One Giant Leap
Charles Pappas 著 | Lyons Press | 256p


1.私を連れて行って:サターンV
2.滑り出し:ロバート・ゴダード
3.タイミングが肝心:腕時計
4.高度な書き心地:スペースペン
5.外出する:ジェット・シューズ
6.狙って撃つ:光線銃
7.吸い込んで満喫:清涼飲料
8.宇宙での食事:食べ物
9.情熱を傾けて:アイスクリーム
10.トイレは我慢できない:おむつ
11.包み込む:スペースブランケット
12.売り込み電話:まだ見ぬETを求めて
13.燃料の活用:地雷の無効化
14.弾よりも速く:原子力ロケット
15.燃え盛るもの:防火
16.ご破算:月爆弾
17.ぶらぶらと:小型コードレス掃除機
18.衝撃耐性:低反発フォーム
19.成功に向けた身支度:宇宙服
20.空を見上げて:UFO


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2019年は、米国のアポロ11号の月面着陸から50年にあたる。
人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング氏による「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大なる跳躍だ」という言葉はあまりにも有名だ。
だが、この「偉大なる跳躍」は宇宙開発だけではなかった。

本書では、NASA(米国航空宇宙局)による月面着陸50周年を記念し、当時の米国 vs ソ連の宇宙開発競争からのスピンオフで生まれた発明や新技術、商品開発の数々を20テーマのもと紹介。
それらは正確な腕時計(クロノグラフ)、小型コードレス掃除機といった身近なものから、消防士の防護服、地雷除去装置といった人命に関わるものまで、さまざまだ。
さらに、靴底のエンジンからジェット噴射して空中を移動する「ジェット・シューズ」といった、実用化に至らなかった幻の発明品も掲載されている。
著者は、米国ミネソタ州ロチェスター在住のライター。2002年より『Exhibitor』誌で国際展示(Expo)に関する記事を担当し、現在は同誌シニアライターを務める。

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