『医師のためのアンガーマネジメント』
日本医事新報社 編 | 日本医事新報社 | 196p | 2,700円(税別)


総論1 インタビュー 医師こそ活用したいアンガーマネジメント(野口由紀子)
総論2 解説 陰性感情のマネジメント(鋪野紀好・生坂政臣)
各論 私はこうして怒りをマネジメントしている


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

人の生死に関わり、常に一定以上のストレスにさらされる医師。それゆえイライラや怒りが生じやすいのではないか。
しかし、医師の過剰な「怒り」は正常な診断や判断、処置や手術の手元などを狂わせ、重大な医療ミスにつながることも。
では医師たちは、どのように怒りをコントロールしているのだろうか。

本書では、自身の怒りを自分で制御する「アンガーマネジメント」を、意識する、しないに関わらず、日常の業務の中でどのように行っているかを、71人の現役医師たちがそれぞれ明かしている。
まずは総論として、医療法人社団プラタナス「イーク丸の内」院長で、日本アンガーマネジメント協会公認ファシリテーターも務める野口由紀子氏などが、アンガーマネジメントの概要と、関連する理論を紹介。
その後、若手、ベテランを問わない現役医師たち71人が、主に自身の体験をもとに、「怒ってしまったときにどう対処したか」などを語っている。
ダイジェストでは「病理医ヤンデル」の名でも知られるJA北海道厚生連札幌厚生病院病理診断科医長の市原真氏、亀田総合病院などを経て川崎市立多摩病院総合診療科医長を務め、現在は多摩ファミリークリニックを開業する大橋博樹氏、『こわいもの知らずの病理学講義』のヒットで有名な大阪大学大学院医学系研究科病理学教授・仲野徹氏の3名の文章から抜粋。

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