『孤独という道づれ』
岸 惠子 著 | 幻冬舎 | 235p | 1,400円(税別)


1.初めての小説
2.落ちてきた青い封筒
3.わたしの物語
4.親しい仲にもスキャンダル
5.一人舞台と、ブタペストから来た友人
6.下品力
7.85歳の、見栄とはったり
8.マネージャーのメモ
9.カード詐欺、勝負処はドジと勘
10.顔に流れる川
11.装い
12.言葉
13.嗚呼、法律!わたしの「独立記念日」
14.孤独という道づれ


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

1950年代に映画『君の名は』のヒロインとして国民的人気を博した後に24歳で結婚のため渡仏。41歳で離婚してからは日仏を行き来しながら多彩な活動を続ける女優・作家の岸惠子さん。
紛争地を取材するなどジャーナリスティックな活動でも知られ、その生き方、考え方は世代を超えて注目される。

本書は、出版時86歳の岸惠子さんが、60年以上にわたる人生の苦楽を経てたどり着いた境地を、身辺雑記も含め綴ったエッセイ集。
過去も、孤独と苦労も「たからもの」と語る岸さん。人生における「偶然」や「孤独」の意味を、数奇な運命を乗り越えてきた経験から浮かび上がらせている。
岸惠子さんの女優としての代表作には『君の名は』3部作の他、『細雪』『かあちゃん』『たそがれ清兵衛』など。
作家としては『巴里の空はあかね雲』『ベラルーシの林檎』『わりなき恋』『愛のかたち』などの著書がある。
離婚後も一人娘や孫とともにフランスで暮らすが、2000年から日本を拠点に活動。

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