『激動する日本と世界のラグビー』
上野 裕一 著 | 辰巳出版 | 224p | 1,500円(税別)


序.香港セブンズ2019で再認識したサンウルブズの真の存在意義
1.誰がサンウルブズを葬ろうとしているのか
2.サンウルブズ誕生秘話 スーパーラグビー参入へ
3.南ア戦勝利の“神風”と熱きファンの存在により
  マーク・ハメットHCの下、チームは団結した
4.貢献度大のハメット、ティアティア両HCが
  去らざるを得なかった理由
5.ジョセフ、ブラウン両HCが指揮
  日本代表との連携が期待されたが…
6.SANZAARはSRアジアを提案!
  日本がリーダーシップを執りアジア&太平洋国際リーグ創設を
7.トップリーグをプロ化し欧州リーグと定期交流。
  ラグビー版トヨタ杯提唱を
8.エリート集団としてのロールモデル確立と
  「世界一愛される」チーム


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2019年9月20日、アジア初のラグビーワールドカップが日本で開幕する。高校や大学、社会人スポーツとして国民に浸透しているラグビーだが、世界ではまだ強豪国とは言い難い。
それでも自国開催にこぎつけたのは、アジアでのラグビー振興のミッションを掲げたことと、日本代表が力をつけつつあるからだ。

本書では、2019W杯に向けての選手強化策の一つとして2015年に誕生した新チーム「サンウルブズ」とその役割を検証。同チームをめぐる国内外の状況などを踏まえ、今後の日本ラグビー発展に向けて具体的な提言を行っている。
日本代表および代表候補となるトップレベルの選手を集めた日本初のプロフェッショナルチームとして、世界最高峰のリーグの一つであるスーパーラグビー(SR)に参戦してきたサンウルブズだが、2021年シーズンからSRへの不参加が発表されている。
では、それに代わる強化策はあるのだろうか。
著者はサンウルブズの運営母体である一般社団法人ジャパンエスアール前会長で、サンウルブズの創設に尽力した。流通経済大学ラグビー部監督などを歴任し、現在は同大学学長補佐。なお、ダイジェストでは、ラグビー界に詳しくない人のために用語解説を施した。

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