『過酷な山岳長距離走に挑むスーパーランナーが見つけた「走ること」の真実』
Runner: A short story about a long run
Lizzy Hawker 著 | Aurum Press | 288p


1.発見の旅
2.探求の旅
3.再発見と実現の旅


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

世界でも有数の過酷さで知られる長距離走競技に「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)」がある。
欧州最高峰のモンブランを中心とする、高低差8,500メートルの山岳地帯の未舗装路155kmを走るレースであり、世界中から「走りの猛者」たちが集結する。
その猛者の一人がリジー・ホーカー氏だ。

本書では、フランスで行われる長距離山岳レースの世界大会「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」(日本でも2012年から同大会を模したウルトラトレイル・マウントフジが開催されている)で前人未踏の5回優勝を果たしたことで知られる女性ランナー、リジー・ホーカー氏が、限界を超える「走り」の秘密を打ち明ける。
これまでの歴戦や、エベレストからカトマンズに至る320kmのコースにおける記録への挑戦などを振り返るとともに、ネパールの文化や仏教哲学、ヨガなどから学んだ彼女自身のものの考え方や生き方について語っている。
著者は1973年英国生まれ。ランナーとしての活動以外にも英国のサウサンプトン大学で海洋物理学の博士号を取得し、イギリスの南極調査にも参加している。

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