『読書会入門』
山本 多津也 著 | 幻冬舎(幻冬舎新書) | 182p | 780円(税別)


1.読書会が人生を変えた
2.読書会とは何か?
3.読書会の効果
4.読書は遊べる
5.読書会は居場所になる
終.「みんなで語る」ことの可能性


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

一冊の本について複数人が感想を共有、あるいは論評し合う「読書会」。
本好きであれば、参加経験がある人も多いのではないだろうか。
一言で読書会といってもいろいろな実施形態があり、参加者の目的もさまざまだ。得られるものも人によりけりだろう。
だが、多くの参加者に共通するメリットもあるはずだ。

本書では、日本最大規模の読書会コミュニティ「猫町倶楽部」を主宰する著者が、読書会の効果や“居場所”、コミュニティとしての役割、読書会を運営するにあたっての考え方やコツなどを詳しく語っている。
猫町倶楽部では名古屋を拠点に全国5都市で多数の読書会を開催しているが、どの会も、参加者それぞれが楽しみながら、自分の読み方や感想を発表し、異なる意見にも耳を傾けることで、自己を再発見したり視野を広げたり、といった効果を得ているようだ。
著者は1965年生まれで、住宅リフォーム会社を経営する傍ら2006年から読書会をスタート、現在の猫町倶楽部に発展する。猫町倶楽部は、読書会にドレスコードを設けたり、クラブイベント「猫町ナイト」などのユニークな企画でも知られている。

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