『米中融和への道を探る』
Powerful, Different, Equal
Peter B. Walker 著 | LID Publishing | 272p


1.背景
2.文化
3.経済成長
4.教育制度
5.人権と法の支配
6.民主主義の形式
7.世界観と軍事力
8.これからの未来


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

貿易戦争がエスカレートし米国と中国の溝は深まるばかりと報じられている。
国家形態、歴史や文化、国民性など、あらゆる面での差異が強調されがちな2大国だが、類似点も少なくない。
では、違いを乗り越え、似ているところを見出して、融和、そして相互理解へと続く道は、はたしてあるのだろうか?

本書では、貿易戦争を主とする米中対立の経緯と現状を踏まえ、米国と中国という2大国の統治モデルや経済体制、価値観、世界戦略などの「違い」と「共通点」をていねいに分析。
2国間の情報の流れや理解が非対称であることに触れ、米国が中国の価値観や事情、歴史や国民性などあらゆる面で「知る」努力をすることで、互いに歩み寄り協調路線をとれる可能性などを論じている。
著者のピーター・B・ウォーカー氏は、マッキンゼー・アンド・カンパニーのシニアパートナーであり、同社での46年間、中国を中心に世界中のさまざまな金融機関で働いた経験を持つ。

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