『データでよみとく 外国人“依存”ニッポン』
NHK取材班 著 | 光文社(光文社新書) | 248p | 820円(税別)


 1.「労働者」として考える外国人“依存”
 2.「社会の一員」として考える外国人“依存”
 3.「人生」「家族」として考える外国人“依存”
 4.「移民国家」の事例から考える外国人“依存”


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

日本はほぼ単一民族国家であり、移民の受け入れには消極的――多くの日本人がそう思っているのではないだろうか。
しかし、コンビニやファーストフード店の店員が外国人ばかり、といった光景は珍しくない。電車に乗っても外国人家族の姿をよく見かける。
実は、すでに日本は「移民国家」なのではないか。

本書では、事実上「多民族化」といえるほど、居住する外国人が増えている日本の現状を、OECD報告書や国勢調査など、すでに公になっているデータをもとに分析。
さらに、少子高齢化で生産人口が著しく減少する日本にあって貴重な労働力となっていたり、地域の一員として生活を送る外国人たちのリアルを取材し、リポートしている。
改正出入国管理法が2019年4月から施行され、外国人の受け入れ拡大が進む日本だが、すでに現実は外国人なしでは社会が成り立たないほどの“依存”状態になりつつある実態を明らかにする。
著者は、特設サイト「外国人“依存”ニッポン」を開設し、さまざまな特集記事やコラム、動画などを公開する「NHK取材班」。

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