『Talent Wins(タレント・ウィンズ)』
ラム・チャラン/ドミニク・バートン/デニス・ケアリー 著 | 中島 正樹/堀井 摩耶/齋藤 佐保里 監訳 栗木 さつき 訳 | 日本経済新聞出版社 | 256p | 2,200円(税別)


1.変革のツールを作りあげる
2.人材主導戦略を推進するため取締役会を強化する
3.組織の仕事を設計し、再設計する
4.人事部門を競争優位の源泉にする
5.才能ある個人を解き放つ
6.人材のためのM&A戦略
7.人材の課題に取り組む


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

21世紀のグローバル社会で企業が競争優位を保つために重要な要素の一つに「人材」がある。
先行きが不透明な時代には、有能で新たな発想を持った人材を活用し、彼らが才能を発揮することで、戦略が見えてくる。
そんな“人材ファースト”の実践が、いま新時代の企業経営の方向性として注目されている。

本書では、人材=HR(ヒューマン・リソース)の活用を経営の最重要課題として捉える「人材主導戦略」について、豊富な事例とともに実践のポイントと具体的方法について論じている。
CEOとCFO(最高財務責任者)、そしてCHRO(最高人事責任者)の3者が経営の核となる「G3」、主に社内から2%ほどのすぐれた才能を探し出して活用する「クリティカル2%」などのツールの活用がポイントとなると指摘する。
著者のラム・チャラン氏は世界的に著名なビジネス・アドバイザーで、ハーバード・ビジネス・スクールとノースウェスタン大学で教鞭をとる。
ドミニク・バートン氏はマッキンゼー・アンド・カンパニーの前グローバル・マネージング・パートナー。
デニス・ケアリー氏は、グローバルな組織コンサルティングファームであるコーン・フェリーの副会長。

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