『地球の生命維持システムを救う グローバル・プラネット・オーソリティー構想』
Angus Forbes 著 | LID Publishing | 153p
Global Planet Authority: How We're About to Save the Biosphere


1.劣化する生物物理学的環境の末路と、
  生物圏に対する誤った運用システム
2.グローバル・プラネット・オーソリティーは何をするのか、
  また、どうやって実現するのか


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

地球環境が待ったなしの危機的状況にあることを憂慮する人は少なくないだろう。
解決には世界各国が一致団結して臨む必要があるが、国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)などもなかなか足並みが揃わないのが現状だ。
そんな中、注目に値する提言がある。「グローバル・プラネット・オーソリティー」構想だ。

本書では、生物圏(バイオスフィア)の減少をはじめとする、人類文明による環境破壊の結果を概観した上で、それを改善・解決するためのグローバル・プラネット・オーソリティー(GPA:国際地球環境維持機構)の設立を提言する。
著者が構想する同機構の責務や権限、組織構成なども具体的に明らかにし、賛同を呼びかけている。
ここで描かれるGPA構想の中身からは、地球環境、生物圏の拡大に向けて私たちが何をすればいいのか、喫緊の課題が見えてくる。
著者のアンガス・フォーブス氏は英国のヘッジファンドGLG出身で、生物圏を救いたいという熱意のもとGPAへの賛同を求める組織「Vote GPA」の創設者。

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