『デンマークのスマートシティ』
中島 健祐 著 | 学芸出版社 | 288p | 2,500円(税別)


1.格差が少ない社会のデザイン
2.サステイナブルな都市のデザイン
3.市民がつくるオープンガバナンス
4.クリエイティブ産業のエコシステム
5.デンマークのスマートシティ
6.イノベーションを創出するフレームワーク
7.デンマーク×日本でつくる新しい社会システム


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

先端技術を使って都市の効率化と環境対策を同時に実現する「スマートシティ」が世界的に注目を集めている。
日本でも取り組みが始まっているが、世界でもっとも先駆的な国の一つにデンマークがある。
とくに首都コペンハーゲンでは独自の環境目標を掲げ、その達成を目指したスマートシティ化が進む。

本書では、デンマークにおける、交通、エネルギー、金融、医療、福祉、教育等のイノベーションを実装する都市づくり、社会デザインを、国や自治体の政策から市民の暮らしまでを俯瞰する形で紹介し、日本で応用展開できるヒントを探っている。
デンマークの都市づくりの特徴は「人間中心」であり、産業振興よりも、幸福だと実感できる市民の暮らしと持続可能な経済成長の両立を目指すものといえる。
著者は、デンマーク大使館投資部部門長(デンマーク外務省投資局所属)で、通信会社、米国系コンサルティング会社などのキャリアがある。

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