『インドECの雄「フリップカート」その挑戦の日々』
Mihir Dalal 著 | Macmillan | 337p
Big Billion Startup: The Untold Flipkart Story


1.人材の宝庫
2.二人のバンサル、IITへ行く
3.アマゾンからの脱出
4.脱落者
5.上昇と下降、出会いと別れ
6.カートは動き出す
7.虎の目
8.「ビニーのクラスメートかい?」
9.ブーム
10.シャクティピースの王
11.挫折
12.一刻の猶予もない
13.虎の子
14.ようこそ、モトローラ
15.もう一人のバンサル
16.10億ドルの夢
17.返り咲き
18.カートを作り直す
19.混沌と混迷
20.バンサルの次はバンサル
21.虎の子の帰還
22.カルヤンの統治
23.孫正義
24.ベントンビルへの旅


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

インド最大手のEC(電子商取引)企業であり、2018年に米国大手スーパーマーケットチェーン、ウォルマートが買収したことでも話題になった「フリップカート(Flipkart)」。
2007年に二人の若きエンジニアによる自宅の作業からスタートした同社は、何を武器に事業を拡大していったのだろうか。

本書は、ともにアマゾンのインドオフィスで働いていたサチン・バンサル氏とビニー・バンサル氏がフリップカートを起業、急成長を遂げてソフトバンクグループを含む投資家たちの注目を浴び、ウォルマートに買収されるまでの波乱万丈のストーリーを描くノンフィクション。
アマゾンにならい、書籍の販売からスタートしたフリップカートは、杜撰な取引で顧客からの信用を失っていたインドの既存ECサイトの弱点を補い、さまざまなジャンルのEC企業を買収しながら商品カテゴリーを広げていく。
そして、インドに進出したアマゾンや、急追する国内ECサイト・スナップディールらとしのぎを削る巨大EC企業へと成長する。
徹底したリサーチとインタビューをもとに本書を書き上げた著者は、テレビ局のアシスタントプロデューサーの経験を持つビジネスジャーナリスト。
なお、ダイジェストでは起業時のエピソードを中心に取り上げた。

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