『「不都合な事実」の情報公開を求めて』
-米国空軍「ベースレス計画」の謎を追う
Nicholson Baker 著 | Penguin Press | 464p
Baseless


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13.2019年3月21日(木)
(他、全63項目)


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

近年、日本では政府や行政機関、自衛隊などでの情報公開や隠ぺい、改ざんなどの問題がしばしばクローズアップされる。
一方、1966年から、国民の「知る権利」を大幅に認めた連邦情報公開法(FOIA)を整備している米国でも、政府や軍、CIAなどが過去の不都合な情報を隠すケースがあるようだ。

本書は、著名な米国の小説家・ノンフィクション作家であるニコルソン・ベイカー氏が、調査の過程で政府機関や空軍への情報開示請求に対する回答がなかなか得られないことを問題視し、不都合な事実の隠ぺいと、隠された真実を追求するノンフィクションである。
著者が調査を進めていたのは、米国が朝鮮戦争に介入した際に生物兵器を使用した可能性。
本書では、国家が不都合な情報公開を意図的に遅らせている事実に対する批判や、不完全な情報から真実に迫ろうとする努力を、2019年3月9日から5月18日までの日記形式で記録している。
著者の代表作には『中二階』『もしもし』『U&I』(いずれも白水社)などがあり、2001年に全米批評家協会賞を受賞している。

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