『世界最大の音楽配信サービス「スポティファイ」の真実』
Spotify Teardown
Maria Eriksson , Rasmus Fleischer, Anna Johansson, Pelle Snickars, Patrick Vonderau 著 | The MIT Press | 286p


1.スポティファイはどこにいる?
2.データが音楽に変わる時
3.どのようにスポティファイは音楽をパッケージ化しているのか
4.「フリー」の価値とは?


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

スウェーデン発、2008年に正式スタートした音楽ストリーミングサービス「スポティファイ(Spotify)」。
日本国内でのサービス開始は2016年と出遅れたため利用者は多くないが、世界市場ではトップシェアを誇る。
違法ダウンロード対策として始められたサービスが世界的に成功するにはどんな秘策があったのか。

本書では、スポティファイに関する広報や広告、報道などの膨大な資料をもとに、同サービスの歴史、運営会社スポティファイ・テクノロジーとその共同創業者兼CEOのダニエル・エク氏のビジョンや戦略、ストリーミング配信やレコメンド、プレイリストの機能などを詳細に分析。
スポティファイがユーザーやアーティスト、レコード会社からの信頼を確立した背景には、「あらゆる瞬間に、最適な音楽を」という理念のもと、「専門家」によるプレイリストを充実させる戦略があった。
著者のマリア・エリクソン氏、アンナ・ヨハンソン氏、ペレ・スニッカーズ氏はいずれもスウェーデンのウメオ大学、ラスムス・フライシャー氏とパトリック・ヴォンデロー氏はストックホルム大学の研究者。

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