『超・早期退職と財政的自活を実現する「FIRE」という選択』
-本当の豊かさに気づかされる「もう一つの生き方」
Playing with FIRE (Financial Independence Retire Early)
Scott Rieckens 著 | New World Library | 224p


1.働いて、食べて、寝る、の繰り返し
2.100万ドルのアイデア
3.幸せを感じる10のものごと
4.コーヒー代にいくら払っているんだ?
5.BMWと会員制ボートクラブ
6.さらば、コロナド
7.旅のはじまり
8.いったい、インデックスファンドって何なんだ?
9.FIREのための金融教育
10.家族と倹約
11.理想の家か、理想の暮らしか
12.FIRE仲間を探す
13.FIREは広がっている


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

米国で、ある「生き方」が注目を集めつつある。「FIRE」だ。
Financial Independence Retire Earlyの略で「早期退職と財政的自活」と訳すことができる。
すなわち、30代~40代で勤務先を辞め、それまでの貯蓄や投資のリターンで生活しながら、自分の時間と「本当にやりたいこと」を実現する生き方である。

本書では、著者自身が妻と共にFIREの実践をめざす過程でのさまざまなエピソードや内面の葛藤を描きながら、他のFIRE実践者やFIREを目標とする人たちの事例を紹介。
FIREを目標にしてシンプルで質素な生活を送ることで得られる「心の豊かさ」、なぜ米国でFIREのコミュニティが多数立ち上がりミレニアル世代を惹きつけているのか、などを、FIREの著名なインフルエンサーたちのアドバイスを借りながら、浮き彫りにしている。
著者は、エミー賞にノミネートされたこともある映像作家で、起業家でもある。
本書は、自身のFIREをめざす過程を記録したドキュメンタリー・フィルムを製作するのと並行して執筆された。

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