『混沌とする「インド市場」で成功する!』
-インドを制す者が世界も制す
Conquering the Chaos: Win in India, Win Everywhere
Ravi Venkatesan 著 | Harvard Business Review Press | 240p


1.インド -決定的な選択
2.「中間期間の罠」から逃れる
3.インドの現地マネジャー
4.インドにおける戦略とオペレーションモデル
5.成長するリーダーたち -見せかけから結果へ
6.イノベーション・ハブとしてのインド
7.インドでのジョイントベンチャーの考え方
8.腐敗と脆弱性に対処するための回復力を高める
9.パラダイムシフトを牽引する
10.インドで勝ち、世界で勝つ


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

中国に次ぐ世界第2位である約13億の人口を抱える「インド」は、市場として魅力的であり、日本のみならず多くの先進国の企業や多国籍企業が進出を狙う。
しかし、他の新興国と比べると成功事例が少ない現状がある。なぜだろうか。
そして少数の成功事例から、どのようなことが学べるのだろう。

本書では、多民族で多様な宗教や慣習・文化が渦巻き、カースト制度もあり富裕層から貧困層まで幅の広い社会階層と格差が生じている“混沌”の国・インドにおいて、他国の企業が成功する鍵はどこにあるかを、多数の事例とともに論じる。
ポイントは、グローバルな世界共通の“強み”やブランドを維持しながらも、徹底したローカライズ(現地化)を進めること、そしてそのことによりインドの人々や政府などから揺るぎない「信頼」を勝ち取ることだという。
著者のラヴィ・ヴェンカテサン氏は、マイクロソフト・インディア、およびカミンズ・インディアの元会長。

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