『リーダーとして覚えておいてほしいこと』
野村 克也 著 | PHP研究所 | 160p | 1,300円(税別)


1.リーダーの心得と思想
2.人を育て、人を活かす
3.組織と戦略


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

歴代のプロ野球監督の中でもっとも「名将」と呼ぶにふさわしい人物を問われた時に、かなり多くの人が、故・野村克也氏の名前を挙げるのではないだろうか。
4球団の監督を務め、低迷にあえぐ球団を優勝・日本一に導き、選手を立ち直らせ、育て上げる手腕は「野村再生工場」と呼ばれ、高く評価された。

本書では、2020年2月11日に惜しまれつつこの世を去った野村克也元監督が、プロ野球監督としての豊富な経験をもとに、多彩なエピソードとともに独自のリーダー論、人材育成論を披露している。
「信用はしても信頼はしない」「固定観念や自己顕示欲を捨てる」「無視・賞賛・非難で育てる」など、野村元監督が自ら体得した教訓の数々は、野球界やスポーツ界にとどまらず、企業をはじめとするあらゆる組織のリーダーに貴重なヒントを与えてくれる。
著者の野村克也氏は、1954年にテスト生として南海ホークス(現・ソフトバンク)に入団。以後、戦後初の三冠王に輝くなど球界を代表する捕手として活躍した。
監督としては南海の選手兼任監督に始まり、ヤクルト、阪神、楽天の他、社会人野球のシダックスを率いた。

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