『グーグル社員が指南する「検索力」の磨き方』
The Joy of Search: A Google Insider's Guide to Going Beyond the Basics
Daniel M. Russell 著 | The MIT Press | 336p


1.序文 -オンライン検索の力を最大限に引き出す方法
2.謎に包まれた場所を、世界のどこかから探し出そう
3.アフリカの湖はときどき爆発する
4.旅の途中で気づいたあんなことやこんなこと
5.その植物は有毒か
6.もっとも可能性の高い死に方
7.イタリア版ウィキペディアを読みたい場合
8.さまざまな海岸がある理由
9.秘密のミッション -検索結果の読み方
10.カリフォルニアで最初に石油が発見されたのはいつ?
11.「卒中」で亡くなることはあるのか
12.沖合に見える難破船の正体を突きとめよう
13.ハエとクモは羽の模様が同じ?
14.「星を散りばめた旗」とホワイトハウスを燃やした軍人の関係
15.植物のまわりに不毛地帯ができるのはなぜ?
16.「アビシニア」は「エリトリア」?
17.ブダイの謎 -白い砂はどこから来るのか
18.ペリーはデロス島を訪れた?
19.検索がうまくなるには -よい質問をするための常識
20.オンライン検索の未来 -検索スキルが今後も有益であり続ける理由


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

インターネットを使用する人でグーグルやヤフーといった検索エンジンを使ったことのないという人は皆無ではないだろうか。
仕事に必要な知識だけでなく、日常生活でふと気になった疑問なども瞬時に調べられる時代だ。
だが、これほど便利なオンライン検索を本当に使いこなす人は、実は少数かもしれない。

本書では、グーグルをはじめとする検索サービスを縦横無尽に使って効率的に必要な情報にたどり着ける「検索の達人」になるための心構えや姿勢、実際のプロセスについて、ユニークで豊富な検索事例とともに詳しく解説している。
検索が上達するには、手軽なノウハウやテクニックだけでなく、観察力や柔軟な発想力、失敗にもめげない粘り強さなど、本格的な調査や研究にも通じるスキルや姿勢が重要だという。

著者は米グーグルのリサーチサイエンティストで検索クオリティとユーザー幸福度を担当。検索についてさまざまな場所で講義を行い、その受講者は累計400万人を超えるという。

SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。