『まどわされない思考 非論理的な社会を批判的思考で生き抜くために』
デヴィッド・ロバート・グライムス 著 | 長谷川 圭 訳 | KADOKAWA | 464p | 2,000円(税別)


序.不条理と残虐行為
1.理性の欠如
2.純粋で単純な真実?
3.思考の罠
4.嘘、大嘘、そして統計
5.世界のニュース
6.暗闇に立つろうそく


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

社会環境が不確実で不安なものになり、さらに真偽が疑わしい情報が氾濫する中にあっては、人は論理的に考えることを放棄しやすいのではないか。
落ち着いてよく考えれば誤りとわかるはずのデマ情報を信じたり、偏見や視野狭窄、不注意によって特定の個人を攻撃したりする人が多くなる。どうすればいいのか。

本書では、私たちが陥りがちな「間違った思考」や、意図的、あるいは無意識のうちに人を騙したり、攻撃したりする発言や情報のパターンを、豊富な事例をもとに指摘。それらにまどわされないための分析的思考を身につける方法を解説している。
人類は優れた頭脳を持っている反面、過去の経験に基づく信念や直観、あるいは感情にまどわされ、しばしば「理性が欠けたサル(irrational ape)」になりがちだ。本書では、それによって軽率な行動に走らないよう、さまざまな科学的な正しい「考え方」を指南する。

著者は、アイルランド出身の物理学者、ガン研究者、科学ジャーナリスト。オックスフォード大学およびクイーンズ大学(ベルファスト)に所属。


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