『世界96カ国をまわった元外交官が教える 外国人にささる日本史12のツボ』
山中 俊之 著 | 朝日新聞出版 | 256p | 1,600円(税別)


1.深く自然を崇拝する心
2.無駄を省く禅の思想
3.世界最古のロイヤルファミリー
4.世界最先端の先物取引・物流
5.ハイレベルな江戸庶民の教育水準
6.サステナブルな江戸の暮らし
7.世界の美意識を変えた葛飾北斎
8.ユニークに進化した日本の古典芸能
9.吸収と融合とオリジナリティが同居する文化大国
10.キリスト教と日本人
11.地方の多様性・独自性
12.室町以前の女性の活躍


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「自国のことをうまく説明できない」という日本人の弱点がしばしば指摘される。日本の歴史や文化、慣習、政治などについて、外国人が話題にし、質問をするのに対し、的確に答えられない人が多い。
それは、知識が足りないだけでなく、外国人がどこに興味を持つのかがわからない、ということもあるのだろう。

本書では、海外経験豊富な元外交官の著者が、外国人の興味をひく日本史や日本文化のポイント、エピソードを解説。外国人は、多くの日本人が興味を持つ戦国時代や幕末維新などの動乱については、どこの国でも前近代にはよくある権力闘争の話として、あまり興味を示さないという。
それよりも外国人に“ささる”ものとして、自分たちのものとは大きく異なる生活文化や芸術、禅などのテーマを本書では詳しく紹介している。

著者は、株式会社グローバルダイナミクス代表取締役社長、神戸情報大学院大学教授。外務省職員としてエジプト、英国、サウジアラビアに赴任したほか、首相通訳(アラビア語)や国連総会などを経験している。


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