『「シンプル」とは何だろう』
A Philosophy of Simple Living
Jérôme Brillaud 著 | Reaktion Books | 200p


序.その名にどんな意味があるというのか
1.シンプルな始まり
2.シンプルな歩み
3.シンプルという贈り物
4.シンプルな改革
5.シンプルにつくられたシンプルさ
結論 シンプルな声


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

日本では断捨離、ミニマリストといった言葉で「シンプルな生き方」がファッションのブームのようになっている。世界をみても、気候変動やプラスチック廃棄の問題への対応として「シンプルさ」を志向する動きがある。
実は古代ギリシアの時代から求められてきた「シンプルさ」とは一体何なのだろうか。

本書では、キニク学派やシェーカー教徒、思想家ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、アップルとの仕事で知られるクリエイティブディレクターのケン・シーガル氏ら、「シンプルさ」を追求した先人たちの思想や哲学を紹介しながら、人間にとって「シンプル」とは何かを深く考察している。
「シンプル」とは、宗教における「神との会話」であり、生活様式であり、内なる「自然」を求める自己認識の手段でもあるようだ。

著者は、英国マンチェスター大学講師で、哲学を中心に初期近代フランス文化を研究している。


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