『ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち』
高部 大問 著 | イースト・プレス(イースト新書) | 280p | 860円(税別)


1.夢に食い殺される若者たち
2.職業以外の夢が認められない異常
3.タチの悪い悪意無き共犯者たち
4.夢を持たないとヒトは死ぬのか
5.それでも夢を持たせたいならば


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「夢を持って生きる」という言葉には、きわめてポジティブな響きがある。しかし、「夢」は、人生や仕事に必須のものなのだろうか。
教育現場やキャリア支援では、「夢=将来めざす仕事」を持つことが推奨され、それが若者たちには夢を強要しているようにも感じられるようだ。それは正しいことなのだろうか? 

本書では、若者を中心に、「夢」を持つことを強要していると感じられ、夢を持たないことで劣等感に苛まれたり、不利な扱いをされる現象を「ドリーム・ハラスメント」と名づける。そして、それがなぜ問題か、どうして現代社会でそういったハラスメントが横行するようになったか、などを実際の若者たちの声を引用しながら、多角的に述べている。
また、「夢を持つこと」も尊重するとし、夢を持つにはどうすればいいかを、キャリア理論をもとに解説する。

著者は、リクルートにて自社の新卒採用や他社採用支援業務などを担当した後、現在は多摩大学の事務職員としてキャリア支援を行っている。大学以外でも、自らが手掛ける中学、高校(生徒・保護者・教員)向けキャリア講演活動は延べ56回・13,000人を超える。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2020年7月31日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら