『BMWを支配する「クヴァント家」の真実』
Die Quandts: Deutschlands erfolgreichste Unternehmerfamilie
Rüdiger Jungbluth 著 | Campus Verlag GmbH | 406p


1.増殖する遺産
2.プロイセンと帝国のための制服
3.インフレ期における敵対的買収と権力の獲得
4.新たな始まりと運命の鐘
5.父の第2の選択
6.媚びる、戦う、稼ぐ
7.だらしない男
8.二人の父親の息子
9.特別な種類の支持者
10.不平等な兄弟
11.BMWの救済
12.死、別離、分割
13.ドイツ株式上場への薬
14.それは危機から始まった
15.実業家の見習い奉公時代
16.クヴァント家のその他の人々
17.脅迫と解放
18.経済における現代の奇跡
19.数十億の収入の節税


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ドイツの世界的自動車メーカー、BMW。長年にわたりそのオーナー一族として同社を維持し、経営上の危機をも救ってきたのが「クヴァント家」だ。
現在のBMW筆頭株主であるシュテファン・クヴァントやその姉、母は巨額の富を築いており、世界の長者番付にも頻繁に登場する。どんな一族なのか。

本書では、ナチスとの関係から富を築いたギュンター・クヴァントから、現在のズザンネ・クラッテン氏とシュテファン・クヴァント氏の姉弟まで続く実業家一族、クヴァント家の足跡を辿る。クヴァント家はいくつもの企業の株主として、ドイツ産業に大きな影響を与えてきているが、とりわけBMWの経営に関わり、その成功に貢献したことで知られる。
とくに1950年代末に倒産寸前に陥り、ダイムラーベンツへの身売りまで検討された危機を救ったヘルベルト・クヴァントや、ローバー買収の失敗挽回に関わったズザンネ&シュテファン姉弟の功績は大きいとされている。

著者は、ドイツの高品質な報道記事で知られる「シュピーゲル」誌や、「シュテルン」誌において、経済担当の編集者、特派員などを務めた経験のあるフリーライター。なお、本書は2002年に出版され話題を呼んだ書籍の改訂版である。


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