『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』
ウスビ・サコ 著 | 朝日新聞出版 | 224p | 1,500円(税別)


1.赤の他人に教育されるマリ ―サコ、すくすく育つ―
2.ヨーロッパだけが世界じゃない ―サコ、異文化に出会う―
3.マリアンジャパニーズとして生きる ―サコ、家庭を持つ―
4.十人十色の学生たち ―サコ、教鞭をとる―
5.一緒に、大学をつくりたい ―サコ、学長になる―
6.ここがヘンだよ、日本の学び ―サコ、教育を斬る―
7.大学よ、意志を持て ―サコ、大学を叱る―
8.コロナの時代をどう生きるか ―サコ、日本に提言する―


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2018年4月、日本の大学に初めてアフリカ出身の学長が誕生した。京都市にある私立大学、京都精華大学の学長、マリ共和国出身のウスビ・サコ氏である。
「自由自治」を理念とする同大学独特の、すべての教員・事務職員が平等に投票する民主的な選挙で選ばれたサコ学長。どんな価値観を持つ人物なのか。

本書では、ウスビ・サコ京都精華大学学長が、自らの波乱に満ちた、かつグローバルなキャリアをコミカルに振り返りつつ、同大学でめざす教育を語り、日本社会や教育の問題点を指摘する。マリ共和国で初等・中等教育を受け、建築学を志したサコ氏は、ひょんなきっかけから希望してもいない中国に留学する。
そして、日本に旅行したことで、日本に魅力を感じて1991年に来日。京都大学大学院で博士号(工学)を取得、京都精華大学に奉職するが、その間、日本人と結婚、日本国籍も取得している。

著者のサコ学長は、1966年、マリの首都・バマコの生まれ。学者としての研究テーマは「居住空間」「京都の町家再生」「コミュニティ再生」「西アフリカの世界文化遺産(都市と建築)の保存・改修」など。


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