『次世代の分散型電力網「マイクログリッド」の可能性』
Downtime on the Microgrid: Architecture, Electricity, and Smart City Islands
Malcolm McCullough 著 | The MIT Press | 264p


1.電力系統の末端で
2.電化の歴史
3.スマート・グリーン・ブルース
4.マイクログリッドの事業体
5.建築物における電力系統の末端
6.状況に応じた相互接続
7.“島”へ


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

持続可能な電力供給を実現するものとして「マイクログリッド」が世界的に注目されている。
比較的狭い地域内でエネルギーの「地産地消」をめざす小規模ネットワークであるマイクログリッドは、再生可能エネルギーとも親和性が高い上に、災害やテロなどに柔軟に対処できるレジリエントなシステムだからだ。

未邦訳の米国発行の書籍である本書では、各地で実証実験が進む米国のマイクログリッドについて、エジソン以来の電化の歴史を辿った上で、事例を挙げながらその可能性を探っている。
マイクログリッドは島のように広範囲に点在するものだが、必要に応じて基幹電力系統や他のマイクログリッドと相互接続する柔軟性を持つ。また、スマートシティを支えるインフラとなるとともに、住民参加のコミュニティの形成を促す。

著者のマルコム・マッカロー氏は、ミシガン大学のタウブマン建築・都市計画カレッジ教授で、建築学を専攻する。著書にAmbient Commons: Attention in the Age of Embodied Information(未邦訳、The MIT Press)などがある。


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