『BEYOND SMART LIFE 好奇心が駆動する社会』
日立京大ラボ 編著 | 日本経済新聞出版 | 2020/08 | 1,800円(税別)


1.三つの喪失(トリレンマ)
2.様々な視点によるトリレンマからの脱出のヒント
3.トリレンマからの脱出で大切にしたいこと
4.実践的な取り組み
5.特別対談「幸せ」を中心に未来社会をデザインする
6.問う心を育て、生かす--大学と企業の役割
7.「われわれとしての自己」から見た「アフターコロナ」


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

少子高齢化、気候変動、格差拡大など現代は社会課題が山積し、根本的な解決の糸口はまだ見えない。そしてそれに輪をかけるように新型コロナウイルスによる危機が襲いかかった。
社会課題の本質とは何か、それを改善する方向性はどこに見つかるのか。大学や企業の「知」はどのような答えを見出すのだろうか。

本書は、京都大学と日立製作所の共同研究機関である「日立京大ラボ」による、社会的課題解決に「大学の知」がどのように役立つかを探索するユニークなプロジェクトの成果をまとめたもの。
京都大学総長の人類学・霊長類学者、山極壽一氏をはじめ、社会心理学者の内田由紀子氏、「不便益」の研究で知られる川上浩司氏など京都大学の教授陣、日立製作所 研究開発グループによる論考・インタビュー・実践例などから、「信じるものがなくなる」「頼るものがなくなる」「やることがなくなる」という社会課題の根源にある三つの変化に対する解決策を探っている。

編著者の日立京大ラボは、2016年6月、京都大学と日立製作所が「ヒトと文化の理解に基づく基礎と学理の探究」を推進するため京都大学内に設置した共同研究部門(日立未来課題探索共同研究部門)。双方の研究者や学生が一体となって未来の社会課題を洞察し、社会や文化に関する探究を通じて、社会課題の解決とQuality of Life向上に向けた新たなイノベーションの創出に取り組んでいる。ダイジェストで論考を取り上げた出口康夫氏は、京都大学副プロボスト(理事補)・文学研究科哲学専修教授。


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