『米中「超大国対立」の行方』
-ドナルド・トランプと習近平は世界をどこに連れていくのか
Superpower Showdown: How the Battle Between Trump and Xi Threatens a New Cold War
Bob Davis, Lingling Wei 著 | Harper Business | 480p


序.戦争の脅威、2018年12月
1.誤算、2019年4~5月
2.中国の台頭、1980~90年代
3.中国を受け入れる、1993年
4.朱先生がやって来る、1999年4月
5.ゼリーを釘で壁に打ちつける、2000年3月
6.救世主中国、2008年
7.アメリカの反発、2009年
8.リーダーたち:トランプにとっての中国、習にとってのアメリカ
9.全方位から攻める、2016年12月
10.交渉決裂、2017年夏~秋
11.劉鶴、ガツンとやられる、2018年3月
12.アメリカの混乱、2018年5月
13.買い付け交渉団、2018年6月
14.不満:中国のゴリ押し
15.もう味方ではない、2018年9月
16.カップルセラピー、2018年秋
17.ピンポン外交、2019年1月
18.企業を引き揚げさせる、2019年8月
19.停戦協定、2019年12月~2020年1月
20.これから:第二次冷戦


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

現在の国際関係で最大の懸念は「米中対立」であると言っていいだろう。両国の関係は、中国が「改革開放」に舵を切って以来、さまざまな変遷を経てきた。
トランプ政権が誕生してからは、追加関税などを駆使した本格的な貿易戦争が勃発。「新冷戦」とも言われる二大超大国の対立は、どこに向かうのだろうか。

未邦訳の米国書籍である本書では、米国出身と中国出身の二人のジャーナリストが、政財界のキーパーソンらへの長年の取材をもとに、米中関係の現在・過去・未来を掘り下げる。
中国が急速に経済発展を始める1980~90年代に遡り、現在に至るまでの揺れ動く米中関係を辿りつつ、中国が「別のシステム」を堅牢に築き上げ、自信を深めていることなどに米中対立の本質があると論じている。

著者のボブ・デイビス氏は、ウォール・ストリート・ジャーナルのワシントン支局でシニアエディターを務める国際経済ジャーナリストでピュリッツァー賞受賞者。中国駐在経験もあり、米中の貿易交渉や経済政策の取材を続けている。リンリン・ウェイ氏は中国出身で、ウォール・ストリート・ジャーナル北京支局記者。


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