『より良いヘルスケアのための 医療経済学への招待』
Sick to Debt: How Smarter Markets Lead to Better Care
Peter A. Ubel 著 | Yale University Press | 216p


序.こんなヘルスケア本はいかが?
1.米国人はもっとリーズナブルな医療を受けられるか
2.暗闇の中での選択
3.誰が責任を持つのか? 医療判断の驚くべき実態
4.患者と医師がお金について話し合うとき
5.ヘルスケア市場の限界と消滅
6.医療の「価格」にスポットを当てる
7.「価値」を反映した医療の値段づけ
8.重要なものをカバーする
9.生きるか死ぬかの判断をより正確に
10.医療保険の選択をシンプルに


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

医療を受けるのに「お金がかかる」ことは、ほぼ世界中の人々に共通する悩みと言っていいだろう。
とくに米国では乱立する民間の医療保険会社が、それぞれ異なる複雑な制度設計をしており、本来払わなくてもいい高額な自己負担額に苦しむケースが多発しているようだ。解決策はあるのだろうか? 

未邦訳の米国書籍である本書は、医療保険制度を中心に、米国の医療にまつわる経済学のさまざまなトピックスを、医師である著者自身の経験も踏まえて紹介。
VBID(価値に基づく医療保険デザイン)や「基準価格」をはじめとする、医療の「価値」や「質」とコストの適切なバランスをとるアイデアを取り上げ、いかに多くの人々がリーズナブルで質の高い医療を受けられるかを論じている。

著者のピーター・ウベル氏は医師で、米国デューク大学のMadge and Dennis T. McLawhorn University教授として、ビジネス、公共政策、医学を教えている。


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