『仏具とノーベル賞 京都・島津製作所創業伝』
鵜飼 秀徳 著 | 朝日新聞出版 | 240p | 1,400円(税別)


1.廃仏毀釈の京都
2.京都舎密局
3.島津の名をあげた軽気球
4.日本で最初の蓄電池
5.古都が育む企業力


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

京都には、京セラや日本電産、村田製作所、オムロンなど、優れたものづくりの企業が多い。その中でも、ノーベル賞受賞者・田中耕一氏が在籍する島津製作所は、地元の人々から「島津さん」と呼ばれ親しみをもたれているという。
じつは数々の発明品を世に送り出してきた島津製作所には、どんな物語があるのだろうか。

本書では、江戸時代末期の仏具店からスタートし、明治期の京都における産業振興の波に乗り、気球や蓄電池、X線などさまざまな科学技術の成果を上げていった精密機器メーカー・島津製作所の創業当初のエピソードを描く。
とくに創業者の初代島津源蔵とその息子、梅治郎(二代島津源蔵)の行った数々の発明の経緯を中心に、その呼び水となり支えとなった京都のものづくり精神との関わりについて触れている。

著者は京都市生まれのジャーナリスト。浄土宗正覚寺(右京区嵯峨)副住職、一般社団法人良いお寺研究会代表理事。新聞記者をへて日経BPで『日経ビジネス』記者などの後、2018年から現職。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2020年10月29日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら