『エクストリーム・エコノミー 大変革の時代に生きる経済、死ぬ経済』
リチャード・デイヴィス 著 | 依田 光江 訳 | ハーパーコリンズ・ジャパン | 528p | 2,400円(税別)


序.極限の場所の経済
1.アチェ
2.ザータリ
3.ルイジアナ
4.ダリエン
5.キンシャサ
6.グラスゴー
7.秋田
8.タリン
9.サンティアゴ
終.未来に向けて
著者あとがきにかえて パンデミック経済


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

コロナ禍では世界中の人々が、疫病の脅威にさらされるだけでなく、さまざまな行動の自由を奪われるといった一種の「極限」状態に陥った。
同様に、過去、あるいは現在も、被災、超高齢化、格差拡大などで極限状態になった社会がある。その中で、人々はどのように経済活動を維持していけばいいのだろうか。

本書は、世界の9カ所の「極限」社会にスポットを当て、それらの場所で、どのような新しい経済活動が行われているのか、を分析している。取り上げられている事例は、インドネシア・アチェの災害復興経済、米国ルイジアナ州立刑務所の非公式の地下経済、超高齢社会の最前線にいる日本の秋田など。
今回のダイジェストで紹介するルイジアナ州立刑務所、通称「アンゴラ」では、現金が使えない中、さまざまなものが「通貨」となり、究極的にはプリペイドカードの“裏技”を用いた非公式経済が登場している。

著者は、ロンドンを拠点に活動する経済学者。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのフェロー。英国財務省経済諮問委員会の顧問、イングランド銀行のエコノミスト兼スピーチライター、エコノミスト誌の編集者を歴任した。


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