『社会課題に取り組む“善き企業”をつくる B Corp運動のすべて』
Better Business: How the B Corp Movement Is Remaking Capitalism
Christopher Marquis 著 | Yale University Press | 312p


1.外部性ではなく相互依存性を重視する
2.相互依存(Interdependence)記念日
3.相互依存性にスポットライトを当てる
4.ステークホルダーの味方になる法律を手に入れる
5.インパクトのための投資
6.会社の心臓部たる社員
7.同志を見つける:Bコミュニティ
8.グローバルへ
9.ファネルを広げる
10.大きいことはいつも悪いわけではない
11.消費者に関心を持たせる
結論 相互依存の時代


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「CSR(企業の社会的責任)」「ESG(Environment, Social, Governance)」といったキーワードで、企業が環境問題や貧困、人権などに取り組む姿勢が求められている。
そうした中で、世界で注目されているのが「B Corp」。社会課題に取り組みつつ利益を上げる企業を認証する制度だ。どんなものなのだろうか。

未邦訳の米国書籍である本書では、非営利団体「B Lab」が創設し、今では世界で数千もの企業が認証を受けている「B Corp」の制度と、その認証によって企業のあるべき姿を変えていこうとする「B Corp運動」について論じている。
B Corp認証のための評価制度が「Bインパクト評価(BIA)」であり、ガバナンス、従業員、顧客、コミュニティ、環境という五つのセクションで評価が行われる。時代に合わせてBIAの評価基準が進化し、企業はそれに合わせて「再認証」されるべく「改善」を繰り返していくのが特長であり、それによって「より善い企業」になっていくのがポイントだという。

著者のクリストファー・マーキス氏は、コーネル大学のマネジメント学教授で、同大学サステナブル・グローバル・エンタープライズセンターの「サミュエル・C・ジョンソン教授」という肩書きを持っている。


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