『冷徹と誠実 令和の平民宰相 菅義偉論』
財部 誠一 著 | KADOKAWA | 248p | 1,500円(税別)


プロローグ 手土産は秋田の稲庭うどん
1.30年ぶりに誕生した「平民宰相」
2.初選挙の横浜市議選で学んだこと
3.霞が関で「菅義偉」の名前が轟いた日
4.もらった恩義を絶対に忘れない男
5.菅官房長官は誰と戦っていたのか
6.壊すべき日本と護るべき日本
終.人を裏切らない――奇跡の4分17秒
エピローグ 「自助」の本質は「意志」である


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2020年9月、7年8カ月の長きにわたり政権を維持してきた安倍晋三氏の突然の首相辞任に伴い、自民党総裁選を経て内閣官房長官を務めていた菅義偉氏が第99代内閣総理大臣に就任した。コロナ禍という荒波の中のスタートだった。
現状、なかなか表に出にくい菅首相の政治信条や戦略性は、いかなるものだろうか。

本書では、菅首相のブレーンの一人で「知恵袋」とも称される著者が、菅氏が政治を志し国会議員秘書となり、横浜市議選で初当選、衆議院議員となり第一次安倍内閣で総務大臣を務め、第二次安倍内閣発足とともに官房長官になった経緯を追いながら、数々のエピソードを紹介。それらに菅氏本人や政・官・財のキーパーソンの発言を織り交ぜながら、菅新首相の人間性や戦略、政治観を浮かび上がらせている。
菅氏は、安倍前首相をはじめ自身が信頼する相手には「誠実」を貫く一方で、容赦なく「面従腹背」の官僚などのクビを切る「冷徹さ」を兼ね備えているのだという。

著者の財部誠一氏は経済ジャーナリスト。野村証券、出版社勤務を経て1995年に経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」を設立した。2015年に脳梗塞で倒れるが、リハビリを経て完全復帰。


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