『英国のスポーツ革命』
-「負け犬」だったチームを立て直らせた科学者と指導者・選手のタッグ
Game Changers: How a Team of Underdogs and Scientists Discovered What it Takes to Win
João Medeiros 著 | Little, Brown | 416p


1.ゲームに必要なもの
2.敵を知れ
3.プロゾーン
4.ウィナーとミス
5.最悪のシナリオ
6.無知の川
7.最後の挑戦
8.元ボート選手転じてサイクリストに
9.F1ピットの科学
10.チャンピオン製造法
11.氷上のスケルトン
12.勝者の効果
13.苦い勝利
14.金まであと一歩
15.ホームアドバンテージ
16.勝つために必要なこと
17.虎の尾を踏む
18.やむを得ずに
19.考える木曜日
20.67個のメダル
21.飛ぶボート
22.複雑なゲーム


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2020東京五輪は延期になったが、それとは関係なく、各アスリートや競技チームは、ひたすら勝利を目指し努力を続けているはずだ。
過去に英国チームは、1996年のアトランタ五輪で惨憺たる結果に終わったものの、20年後のリオ五輪ではメダル獲得数2位にまで躍進した。どんな努力をしたのだろうか。

未邦訳の英国書籍である本書は、英国における20年間のアスリート強化の秘訣を明らかにする。英国は、1996年アトランタ五輪でのメダル獲得数36位という屈辱をバネに、国を挙げて、最新のスポーツ科学の研究成果を取り入れたチーム強化に乗り出した。それは、個々の競技の技術向上のみならず、医学・生理学、心理学などの専門家がチームの指導者や選手とタッグを組み、ベストなトレーニング方法を探るという体制で行われることになる。
その過程で取り入れられた「制約主導型アプローチ」や「マージナルゲインの原則」などは、スポーツ以外の場での成長や成功にも十分応用できるものだ。

著者のジョアン・メデイロス氏は、ポルトガル出身、英国で活躍するジャーナリスト。雑誌「WIRED」の編集者を務めるほか、「エコノミスト」「GQ」「ネイチャー」などに、幅広く執筆している。


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