『なぜニセコだけが世界リゾートになったのか』
-「地方創生」「観光立国」の無残な結末
高橋 克英 著 | 講談社(講談社+α新書) | 184p | 900円(税別)


はじめに ニセコの強さ3つの理由
1.ニセコはバブルなのか?
2.日本の観光業の敗北と外資による再生
3.ニセコに富裕層が集まる理由
4.ニセコの未来
5.ニセコに死角はないのか?
6.観光地の淘汰が始まる
おわりに 2030年ニセコリゾート近未来像


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

コロナ禍による移動自粛やインバウンド激減により観光・レジャー産業が大打撃を受ける中、海外資本などによる投資が集まり、最高級ホテルの建設などの開発計画が進められ発展を続ける国内リゾート地がある。北海道の「ニセコ」である。
地価上昇率6年連続日本一というニセコの成功の理由は何なのだろうか。

本書では、ニセコが世界的なスキーリゾートとして注目され、富裕層の観光客や投資を呼び込み発展し続ける仕組みを分析し、これからの観光振興・地方創生のあるべき姿を論じている。
ニセコは、単なる「海外観光客」ではなく「海外富裕層の投資家」を惹きつけ、富裕層にターゲットを絞る「選択と集中」を行い、世界屈指のリゾート地になりつつある。そうしたニセコの成功は、全国一律で、中間層も含めた「全方位型」で観光客を呼び込もうとする地方創生の限界と問題点を浮き彫りにしているようだ。

著者は、株式会社マリブジャパン代表取締役。三菱銀行、シティグループ証券、シティバンク等にて、主に銀行クレジットアナリスト、富裕層向け資産運用アドバイザーとして活躍した後に独立、金融コンサルティング会社マリブジャパンを設立した。


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