『「顔」の進化 あなたの顔はどこからきたのか』
馬場 悠男 著
講談社(ブルーバックス) | 272p | 1,000円(税別)


序.顏とは何か
1.動物の顏の進化
2.顏の人類学
3.ヒトの顏はなぜ違うのか
4.ヒトの顏はどう進化したか
5.日本人の顏


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

人間はもちろん、多くの動物には「顔」がある。目、鼻、口などのパーツが配置されているのも共通している。では、進化の過程で、現在の私たちの「顔」はどのように形成されてきたのだろうか。
ヒトやその他の動物の「顔」は、それぞれの環境や食物摂取の方法などによって合理的に進化してきたようだ。

本書では、人間を含む動物の「顔」にフォーカスを当て、生物学や人類学、進化学などの知見をもとに、なぜ動物や人間、そして日本人の「顔」が今のような形になったのかを詳しく解説している。
たとえば、動物の口は顔の最前部についていることが多いが、それは前方に動くことで食物に出会い、摂取しやすくなるからであり、「はじめに口ありき」で進化してきたからだという。

著者は人類学者で、国立科学博物館名誉研究員。人類形態進化学を専門とし、ジャワ原人の発掘調査に長年取り組む。NHKスペシャル「地球大進化」「病の起源」「人類誕生」など多くの科学番組を企画・監修。


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