『POSITIVE DEVIANCE(ポジティブデビアンス)』
-学習する組織に進化する問題解決アプローチ
リチャード・パスカル/ジェリー・スターニン/モニーク・スターニン 著 | 原田 勉 訳 | 東洋経済新報社 | 408p | 2,860円(税込)


1.あらゆる困難を乗り越えるポジティブな逸脱者を探せ!
2.目前に迫った危機が新たな機会を生み出す
3.慣習と伝統をいかに変化と調和させるか
4.どのようにして解決策を実行してもらうか
5.早い段階での勝利、浪費された利益
6.問題は解決されるまで本当に理解することができない
7.漸進的な学習プロセスが意図しない結果をもたらす
8.学習する組織のマネジメント
付録 PDアプローチの基本的なフィールドガイド
訳者解説 PDのビジネスへの応用


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

複雑で解決が困難な問題を解決する、ポジティブデビアンス(PD)というアプローチが注目されている。
世界41カ国で、子どもの栄養不良、学校の退学率、ウイルスの院内感染、新生児や母子保健、少女の人身売買などの問題解決において効果を上げているからだ。PDとは、どんな手法なのだろうか。

本書では、コミュニティや組織の中で、多くの人に問題が降りかかる中、被害を免れている少数の例外(ポジティブな逸脱者)に着目し、現場主導で問題解決に挑むという「PDアプローチ」を、豊富な実践事例を交えて紹介。
社会問題の解決だけでなく、ビジネスにも応用可能なPDアプローチは、上位のリーダーや外部の専門家が解決策を示し、トップダウンでそれを実行させるのとは異なる。コミュニティや現場で働く者たち自身が、自分たちの中から「成功した例外(=PD)」を見つけ出し、彼らと同じ行動をボトムアップで全体に浸透させる。

著者のリチャード・パスカルはビジネスコンサルタントでオックスフォード大学サイードビジネススクール・アソシエイトフェロー。ジェニー・スターニンはPDアプローチの生みの親で、NGOセーブ・ザ・チルドレンのディレクター、ハーバードビジネススクール学長補佐などを歴任した。モニーク・スターニンはセーブ・ザ・チルドレンのディレクター。PDイニシアチブ共同創設者であり、タフツ大学准教授を務める。


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