『ダチョウはアホだが役に立つ』
塚本 康浩 著 | 幻冬舎 | 192p | 1,540円(税込)


1.ダチョウってどんな鳥? そのすごさとアホさ
2.ダチョウ研究23年、その悲喜こもごも
3.ダチョウ抗体が秘める無限の可能性
4.鳥少年がダチョウ博士になるまで
5.新型コロナウイルスに立ち向かうダチョウパワー


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

新型コロナウイルス感染予防のために、もはや着用が常識的なマナーとされるマスクだが、ある鳥のおかげでウイルスを不活性化させる強力なマスクが開発され、注目されている。
その鳥とは「ダチョウ」である。ダチョウの体内で生成された抗体を卵から取り出し、それを配合したマスクが効果を発揮しているのだ。

本書は、「ダチョウ抗体マスク」の開発者で「ダチョウ博士」とも呼ばれる著者が、ダチョウの興味深い生態や、ダチョウ抗体やそれを使った製品の開発、最新研究、自身の生い立ちなどを軽妙なタッチで語る科学エッセイ。
子どもの頃から無類の鳥好きだった著者は、世界一大きな鳥であるダチョウと出会い、最多で500羽を飼育するまでになる。そして、ダチョウが大きな怪我をしても素早く回復することに目をつけ、スピーディーに大量に抗体を作り出す驚異の免疫パワーを発見。その抗体を使った、感染症やアトピー性皮膚炎、肌の老化、薄毛などの対策に役立つマスクやスプレー、飴、化粧品の開発、がん予防の研究などに取り組んでいる。

著者は京都府立大学学長、獣医師、博士(獣医学)、ダチョウ愛好家。1998年からダチョウ牧場「オーストリッチ神戸」でダチョウの主治医を務める。


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