『理系研究者の「実験メシ」』
-科学の力で解決! 食にまつわる疑問
松尾 佑一 著 | 光文社(光文社新書) | 280p | 1,056円(税込)


1.遠心分離コーヒー
2.ソーラー炊飯器
3.自家製納豆の最適解
4.インスタントラーメンの限界点
5.ポケットポップコーン
6.自転車バター
7.平均化クッキー
8.超音波泡盛
9.タクアン製造マシン


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「食」は人間の生存に欠かせないと同時に、多くの人にとって日常生活の中での「楽しみ」でもある。
「食」を楽しんでいる時に「この食べ物はどうやって作られているんだろう」「なぜ美味しいのか」などと、好奇心にかられることはないだろうか。そうした疑問はちょっとした「実験」で確かめられるかもしれない。

本書では、大学で生物学を教える研究者で“理系小説家”でもある著者が、「食」にまつわる素朴な疑問を、手作りの器具などを使った簡単な実験で確かめる「大人の自由研究」の顛末を、軽妙なエッセイで綴る。
「遠心分離の原理で美味しいコーヒーが淹れられるか」「太陽光による加熱でご飯が炊けるのか」「自転車の振動で生クリームからバターを作れるか」「ネット上のレシピの平均をとれば美味しいお菓子ができるのか」といった数々のテーマに、ユニークな発想と大胆な行動力のもと、科学知識を駆使して挑んでいる。

著者は、大阪大学大学院工学研究科博士後期課程を修了、国立大学で研究教育職に従事。専門は放射線生物学、分子生物学。2009年に『鳩とクラウジウスの原理』(角川文庫)で野性時代フロンティア文学賞を受賞し、小説家デビューを果たした。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2021年6月23日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら