『魚屋は真夜中に刺身を引き始める』
-鮮魚ビジネス革新の舞台裏
織茂 信尋 著 | ダイヤモンド社 | 300p | 1,650円(税込)


1.魚屋のリアル
2.養殖という価値
3.冷凍の魔法
4.マグロを探して
5.魚屋の神話
6.新しい刺身
7.ITによる化学変化
8.HACCPを知る
9.お客様の真実
10.海の幸


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

コロナ禍で「中食」需要が高まるなか、スーパーなどで販売される、調理要らずの刺身やすしが人気のようだ。だが、鮮魚の流通・小売には遅れている面があり、廃棄など無駄も多く、十分な利益を上げられていない現状がある。
そんな中、業界の常識にとらわれない改革で、鮮魚ビジネスの効率化とコスト削減に成功した企業がある。

本書では、東京・荻窪に総本店を構える「東信水産」で社長を務める著者が、水産業、鮮魚ビジネスの現状と課題を整理した上で、自ら取り組んだ改革について詳しく紹介している。
東信水産では、これまで各店舗のバックヤードで行われるのが通常だった刺身やすしの調理を、新たに設置したプロセスセンター(加工工場)に集約した。さらに、受発注管理のデジタル化に取り組み、iPadを活用した「Fish Order(フィッシュオーダー)」というシステムを開発・運用。2014年にはモバイルコンピューティング推進コンソーシアムの「award2014奨励賞」を受賞している。

著者は東京工科大学バイオニクス学部(現応用生物学部)で有機化学を学び、同大学院修了。総合商社勤務を経て、2010年に東信水産入社。営業企画部(現商品企画部)を経て、2017年1月、代表取締役社長に就任。


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