『東京の水を守る』
-東京水道株式会社
野田 数 著 | 日本水道新聞社 | 185p | 1,320円(税込)


1.東京水道 発足のあゆみとこれまで
2.対談集 東京水道 水と人の未来を創る
3.東京水道の未来 社員と語らう
4.若手社員へのエール 災害対応とコロナ禍
5.新会社発足 コロナ禍をいかに乗り越えたか


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

世界最大の人口を抱えるメガシティ東京は、鉄道や電力など複雑に張り巡らされたインフラで支えられている。普段意識することは少ないが水道も生活に必須のインフラであり、日々事業者の努力によって維持されている。
2020年4月、東京の水道事業を担ってきた2社が合併し、東京水道株式会社が誕生した。

本書は、東京水道株式会社の初代社長に就いた著者が、東京における水道事業のあゆみと東京水道発足の経緯を振り返る論考のほか、業界の識者や社員と著者との対談、著者インタビューなどをまとめている。
近年、水道法改正による水道事業の民営化が話題だが、東京の水道は、東京都水道局と、都が約8割を出資する法人が一体となって、経営の効率化や厳格なガバナンス体制を実現している。国内の各自治体が担う水道事業は、人口減少や施設の老朽化など経営環境の変化を受け、広域化による運営のスリム化や民間企業への運営委託などが検討されている。東京の水道の取り組みは、中でも先駆的な事例といえるだろう。

著者は、東京水道株式会社代表取締役社長。2016年に東京都知事特別秘書(政務担当)に就任、2019年5月より東京水道の前身の1社である東京水道サービス株式会社社長。2020年4月より現職。


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